被災地支援
2017.07.11
九州北部豪雨の被災地での活動報告
今日は、東峰村(とうほうむら)を訪ねました。
東峰村は、宝珠山村(ほうしゅやまむら)と小石原村(こいしわらむら)が合併してできた村です。
朝倉市の杷木地区では、土砂災害の甚大な被害を感じたところですが、旧小石原村では、流木や大きな岩の被害を見ました。
東峰村は、6日ぶりに水道が仮復旧したお宅も一部ありますが、国道211号線(東峰村を南北に走る道)は寸断され、現在も通行できません。今日訪ねたの旧宝珠山村の地域では、ガスや電気、移動基地局車による携帯電話利用等の復旧がすすんでいました。
八女市上陽町 北汭学園PTA会長の末廣さんに同行させて頂き訪問した東峰学園(村立の小中一貫校)では、教頭先生にお会いしてお話をお聞きする事ができました。雨の強くなったその日、子供たちを学校にとどめる決断をされ、食事(給食が自校方式であるため)をつくったり、中学生が小学生のサポートをする形をとって過ごされたそうです。
また、とうほうTVプロデューサーの岸本さんを訪ねた際には、住民の皆さんが協力しあって炊き出しをされたという話を聞きました。
少子高齢化がすすむ村ですが、住民の皆さんの間で、復旧作業(愛知ネット事務局1名も、わずかの時間ですがお手伝いさせて頂きました)をすすめてられていたり、警戒にあたる若い消防団の方々のお姿がありました。
晴れ間の見える中で気温が上昇し、横顔に疲労の色が見られる方もいらっしゃいましたが、こういった住民の皆さんの動きや考えを尊重しながら、外部からの応援ができると良いと感じたところです。
明日より、もう1名事務局を派遣する予定です。先遣1名と情報共有、向こう一週間の天気予報や、今現在の道路状況等を確認します。様々な形で愛知と福岡とをつなぎ、復旧・復興のための方策を検討します。
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